アニバーサリー(記念日)反応について
令和6年能登半島地震から、1年が経とうとしています。復興の最中、9月には豪雨災害により、さらなる被害が生じました。皆様にとって、様々な影響を受けた一年だったのではないでしょうか。
自然災害や事故など、強い危機を感じる経験により人間の心は傷を負い、様々な反応が現れることがあります。これは人間に備わっている“異常な事態に遭遇した際の通常の反応”と言われています。個人により程度や変化の差はありますが、多くの場合、時間の経過とともに徐々に緩和してゆきます。
ただ、その出来事が起きた日が近づくにつれて反応が再燃してくることがあります。これをアニバーサリー(記念日)反応と呼びます。この反応も、多くの場合は一時的なものですが、その反応によって「落ち着いていたと思っていたのに、まだ立ち直っていない…」と必要以上に自分を責めてしまったり、周囲の人々が災害後の生活を送ろうとしている中で「自分だけがまだ引きずっている」と感じてしまう人もいます。
アニバーサリー(記念日)反応のきっかけは、日付だけではありません。今回は冬を感じさせるチラシや報道など様々なものが考えられますので、このことに備えることが対応の第一歩になるでしょう。
年末年始が近づき、普段とは異なる心理面や身体面の変化、違和感に気付かれた方は、先ずは安心できる方と一緒に過ごすことをご検討ください。下記のホームページや資料には、様々な反応の例や、ご自身でできる対処法などが記載されていますので、ぜひご一読いただければ幸いです。また、必要に応じてスクールカウンセラーなどのお近くの専門家や相談機関への相談、医療機関への受診等もご検討ください。下記の資料には年末年始に対応している電話等での相談先の情報も記載されています。
能登半島地震の影響は、今も心理面を含め、経済、身体、対人関係、生活など様々な側面に波及しております。石川県臨床心理士会では、今後も石川県民をはじめ、国民のみなさまの心の健康と社会の健全な発展に寄与すべく活動してまいります。
石川県臨床心理士会
災害対策本部
最終更新:2024年12月23日
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